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ABSレジームと知的財産レジームの関係
2009/02/25(Wed)
 ABS専門家会合・コンプライアンス参加後、論文執筆に集中していましたので、ブログ更新ができませんでした。

 今回、CBDのABSレジームと知的財産レジーム、特に、TRIPS等の議論との関係や制度の実効性などを整理しました。

 今後、既に食糧農業遺伝資源の利益配分を実施している、ITPGR(FAO)の多国間利益配分システムとの比較分析をしていこうと考えています。

 また、勉強会などを開いて、各トピックごとの論点を整理分析していき、概略を公開していこうと考えています。

 こういう情報が、CBDイシューの理解に繋がれば良いのですが。
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4月の第7回ABS作業部会に向けて
2009/02/01(Sun)
 1月27から30日まで東京で開催された、ABS専門家会合・コンプライアンス(Group of Technical and Legal Expert on Compliance in the context of the IR on ABS)に参加してきました。

 参加している何人かは、他の外交交渉の場やシンポジウムで会ったことある人で、世界の狭さを感じました。まあ、環境問題全般を担当している人が多いので、顔ぶれはほとんど一緒になりますね。

 この専門家会合、もう一つの「作業部会(Working Group)」と異なり、当該テーマに関して「専門家としての見解」を議論する場だったのですが、やはり参加者が「交渉担当者(Negotiator)」であるからか、最終報告書に反映させるテキストの文言をめぐる対立が非常に激しかったです。

 TOR(Decision IX/12)には、「ABS作業部会を支援するためコンプライアンスの問題を議論する」とあるのだから、議論(交渉)は作業部会ですることにして、報告書には両論併記で良いのではないかと思ったのですが、なかなか、そうすんなりとはいきません。

 明け方まで交渉を続けた結果、ようやく最終報告書がまとまりましたが、最後の攻防はほとんど「交渉」そのものだったように感じます。(作業部会等での交渉はもっと激しいですが。)

 ABS専門家会合「コンプライアンス」および昨年12月に開催された専門部会「概念・用語・定義・セクター別アプローチ」の最終報告書はABS作業部会に送られ、今後、4月にフランス・パリで開催される第7回ABS作業部会での交渉の基礎となります。

 法的拘束力の有無を別にしても、そろそろ、確立すべき制度の「ブループリント」が提示されも良い頃だと思います。これができないと、交渉の枠組みが固まりません。

 ABSは、先住民の伝統的知識の問題とも関連するので、まとまるとしたら、早くて今秋に開催される「第6回8条j項作業部会」の後の第8回ABS作業部会かもしれません。(たぶん、それ以降になると思いますが。)
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