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多忙につき
2010/07/09(Fri)
現在、多忙につき、ブログの更新が滞っています。

ABS9の報告も含めて、近日中にアップしたいと思いますが、諸事情から都合が付きません。

質問等はメールで受け付けておりますが、連絡が遅れると思います。

可能な限り、返信したいと思いますが、ご理解のほど宜しくお願い致します。
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第9回ABS作業部会(前日)
2010/03/21(Sun)
コロンビア、カリまでの旅程で、韓国の代表団と一緒になりました。

これまで、ABS作業部会に参加してきて顔見知りの人も何人かいたので、挨拶したところ、週末に、地域間協議(CIIC)が終わった後に、ABS共同議長からノン・ペーパー(まだ、非公式の文書)として、ABS議定書案(Draft Protocol)が出された旨聞きました。

内容は、基本的にこれまでのABS交渉テキストの「核」となる部分(基本原則)を抽出した、一般的な内容ですが、それでも、形としてはキレイな議定書案が提出されたことになります。

個人的には、共同議長がイニシアティブを取ってテキスト草案をしない限り、議定書交渉なんて無理と考えていましたが、今回、急展開というか、議定書採択までの勢いが付いたのは確かです。

とりあえずは、明日、月曜のプレナリーで、この文書がどう位置付けられるか、見ていきたいと思います。
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ABS「国際レジーム」か「議定書」か!?
2010/03/07(Sun)
 現在、ABS国際レジームをめぐっては、新しい国際文書、つまり、ABS議定書(protocol)の採択を目指すLMMCやアフリカをはじめとした途上国グループと、法的拘束力ある文書に慎重な先進国グループ、そして、条件付きで法的拘束力ある議定書に賛成するEUとの間で、激しい交渉が行われています。

 前回、2009年11月のABS8の時点では、圧倒的多数の国が、「COP10でABS議定書を採択する」ことを念頭に置いた発言をしていました。
 
 しかし、現在の交渉テキストには、意見の収斂が見られていない点が何百箇所と有り、そのほとんどが、両極端の意見で対立しています。

 これまでABS交渉に参加してきましたが、そこでの進み具合を考えると、これだけの点を、残り1回の、たった7日間の交渉でクリアにすることはほとんど不可能であるように思えます。

 当然、共同議長がイニシアティブを発揮し、また、各締約国がそれらに協調して、大幅な意見の収斂を図ることが出来れば、ABS9が終わった時点で非常にスリムになったテキストが出来る可能性はまだあります。

 しかし、最終成果物(議定書かそれ以外か)という根本の部分でもめている限り、そのような意見の収斂は難しいのではないかと感じています。

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第9回ABS作業部会 in コロンビア、カリ
2010/03/03(Wed)
 コロンビアのカリで開かれる、第9回ABS作業部会に参加してきます。

 一応、これが「最後の」ABS作業部会ということになっていますが、あくまでもCOP9からCOP10までに予定されたABS作業部会がということであり、今後も続く可能性はあります。

 最も重要なのは、ABS9が終わってからCOP10までの半年間の期間であり、この間も、各締約国の意見の収斂をするため共同議長は引き続き重要な役回りをしていかなくてはなりません。

 ABS9の直前には、共同議長と地域代表との非公式協議や地域間での協議など、複数の意見収斂の場が確保されているので、急激な進展も考えられないわけではありません。

 とはいえ、先行きの全く見えない状況。果たして、どうなるのでしょうか。

 今回のABS作業部会の議論状況も、時間が許す限り、ブログで報告したいと思います。
 (過去の作業部会での議論状況は、こちらを参照。)

 しかし、コロンビアのカリは山岳地帯ですし、衛生上も安全保障上も、あまり安心出来るような所ではないようですが、大丈夫でしょうか・・・
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COP10に向けたABSの議論
2010/02/01(Mon)
 このブログは、2010年10月に愛知県名古屋市で開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)において、重大なテーマとなっているABSの問題をフォローすることを目的としたものです。

 ABSとは、遺伝資源へのアクセスとその利益配分の英語である、「Access and Benefit-Sharing」の頭文字を意味しています。

 つまり、「外国にある植物や動物、微生物などを利用して、学術的成果や商業的成果(新技術の確立や金銭的な利益)を得た場合には、その国に成果を還元しましょう」ということです。

 元々は、生物多様性が豊富な途上国で、自然破壊が進み、貴重な生物資源の減少が続いていた1980年代後半に、IUCNが、自然保護より経済発展を優先する途上国を、生物多様性保全に巻き込むために、経済的インセンティブとして提案したものでした。

 当時は、「生物多様性保全から生じたバイオテクノロジー研究の利益配分」と、今よりまだ環境保護の色彩が強いものでしたが、次第に、生物(遺伝)資源を用いて金銭的利益や新技術などの金銭以外の利益を上げた場合には、その資源を入手した国に利益を還元しなくてはならない、とする知的財産権や利益配分など経済的性質を帯びるようになっていきました。


 しかし、このような声にも一理あります。確かに、外国の企業などが、自国の植物や微生物から医薬品の開発や新技術を確立して、金銭的利益や学術成果を得ているにもかかわらず、自国に何ら還元が行われないというのは気持ちがよいものではありません。

 まして、石油資源や鉱物資源など、「資源」をめぐる争いがしばしば紛争にまで発展するのを見ても分かるように、いったん「資源」と認識された以上、国からすればそれは国家の重要な一部として見なされます。

 従って、交渉は自ずと現実路線よりも保守的傾向、利益優先の激しい交渉となる傾向にあります。


 さらに、生物(遺伝)資源が石油資源や鉱物資源と異なるのは、「再生可能(reproductive)」な資源であるため、いったん国外に持ち出されてしまうと、わざわざその国から資源を入手する必要がなくなってしまいます。そのため、そのような資源の提供国側としては、自国から利益の源泉となる資源が吸い上げられていると感じる、というわけです。

 これが、途上国が遺伝資源へのアクセス(入手)と利用を規制する、拘束力ある条約を望む理由です。

 この問題が、COP10において最も大きな論点である、
               「遺伝資源へのアクセスとその利益配分に関する国際レジーム」
                (International Regime on Access and Benefit Sharing)
をめぐる議論の背景です。


※「レジーム」とは国際政治用語で、特定問題をカバーする原則や規則などのセットのことであり、必ずしも、条約などの拘束力ある制度を示すものではありません。まあ、これはあくまで「学術的」定義であり、ABS交渉では、法的拘束力の性質を不明確にするための妥協(技術の一つ)として使われているに過ぎません。


 この問題は、「2010年のCOP10までに検討と交渉を完了させる」という期限が付いているため、各国にとっても、また、議長国である日本にとっても、非常に重要な問題の一つです。

 しかしながら、このABS国際レジームの交渉は、意見の隔たりが大きく、未だ全く見通しが付かない状況にあります。

 今後も、引き続き作業部会での交渉などを追っていき、最新情報やその分析を発信することで、この問題に対する普及啓発に貢献したいと思います。
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